
NTT東日本と西日本は11月30日、FTTHサービス「フレッツ光」提供エリアで、ADSLサービス「フレッツ・ADSL」の提供を2023年1月31日に終了すると発表しました。
ADSLが登場した当時は「完全定額制&高速通信」というサービスにとても感動したのを覚えています。
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目次
フレッツ光提供エリア外は提供継続

現在、NTT東日本は約99%、西日本は約93%のエリアで、フレッツ光を提供しています(30日時点)。
わずか数パーセントですがフレッツ光が提供されていないエリアが存在しています。そのエリアでは「現時点ではフレッツ・ADSLを提供終了する予定はない。」(両社)とのコメントです。
フレッツ光の工事が困難な地域では引き続きADSLを使うことができそうです。
サービス終了は2023年1月31日
あと約5年ほどでサービス終了ということになります。フレッツ・ADSL関連部品の製造が終了し、保守物品が枯渇したこと。ユーザーの減少も大きな要因なようです。
フレッツ・ADSLのサービスは2000年にスタートしました。
開始当初の通信速度は下り1.5Mbps/上り512Kbpsと当時としては非常に高速で常時接続できる画期的なサービスで、それ以前のダイヤルアップ接続(下り64kbps)とは比べものにならないほど快適でとても感動したのを覚えています。
スマホの通信制限でも下り128kbpsという速度なので、どれほど遅かったか想像できるかと思います。
その後登場したFTTH(フレッツ光等)やLTE(4G通信)などに顧客が移行がほぼ完了したことにより、ADSLの役目は終わりを果たそうとしています。
因みに新規申し込み受け付けは、16年6月30日に終了していました。
まとめ

フレッツ・ADSLの提供は終了してしまいますが、次世代通信「5G」の研究開発が進んでいます。
5Gでは下り10Gbpsという超高速通信を実現する次世代通信システムです。今後IoTが進み私たちが使う様々なモノがインターネットに繋がる時代がやってきます。映像分野では8K映像の伝送にも使われます。
「5G」の提供開始予定は2020年となっています。
長い間サービスが提供されていた「フレッツ・ADSL」が終了するのは感慨深いものがありますが、同時に次世代の「5G」通信に期待せざるを得ません。