こんにちは、RAW現像の正解が全く見えてこないmagです。
三脚を購入する際、そのコスパの高から沢山のサイトでオススメされている「K&F Concept」。中国メーカーですが、質が高いことでも有名です。
僕も「TYCKA」の三脚を買う前は「K&F Concept」の三脚を買うつもりでした。では、なぜ「TYCKA」の三脚を選んだのか?これから「K&F Concept」の三脚を買う方にも分かりやすく比較してみたいと思います。
目次
「K&F Concept」と「TYCKA」はどちらも中国のメーカー
最近は中国メーカーでも品質が相当上がっており、驚くほどのコストパフォーマンスを実現しています。
中国メーカーで有名なのは「SIRUI」や「BENRO」、「VANGUARD」などがあります。
数ある中国メーカーの中でも「K&F Concept」はここ最近になってコスパの高さやデザインの良さから人気が高まっています。バッグなんかもお洒落なものが多いです。
これらに比べると「TYCKA」はまだまだ認知度が低いですね。ブランド設立は2016年とかなり新しい!残念ながら日本語のwebサイトは存在しません。(英語の公式サイトもなぜか製品情報のリンクがなく、検索から直接飛ぶしかない謎仕様)
しかし、公式サイトがあるのでちゃんとメーカーなんだなということはわかります。Amazonではノーブランド品に勝手に独自ブランド名を付けれる為、ここは重要なポイント!
まあ、メーカーについてはこのくらいにして実際に三脚を比較してみましょう!
「K&F Concept KF-TM2324」と「TYCKA TK101」の比較
まずは1万円以下でスペックの近いKF-TM2324とTK101を比べてみましょう。
KF-TM2324 | TK101 | |
材質 | アルミニウム - マグネシウム合金 | 高密度アルミニウム合金 |
重量 | 1,350g(雲台含む) | 1,610g(雲台含む) |
段数 | 4段 | 4段 |
パイプ径 | 23mm | 25mm |
全高 | 1,560mm | 1,640mm |
最低高 | 410mm | 565mm(付属チューブの交換で更に低くできる) |
収納時のサイズ | 410mm | 465mm |
積載質量 | 10kg | 10kg |
雲台タイプ | 自由雲台(アルカスイス互換) | 自由雲台(アルカスイス互換) |
ロックタイプ | レバーロック | ツイストロック |
その他 | 中軸を反転可 | 中軸を反転可&一脚可変式 |
価格 | 約9,000円 | 約6,600円 |
まずは三脚の重量ですが、KF-TM2324のほうが軽いです。これは全高や最低高、パイプ径にあらわれている通り、若干KF-TM2324の方が小さいのが原因だと思います。
パイプ径に関しては、安定性を得る為に出来るだけ太い方が有利ですのでTK101の方が優れています。
次に機能性ですが、KF-TM2324は収納時のサイズが小さいのでTK101に比べて持ち運びに有利です。しかし、TK101にはKF-TM2324には付属しない短いセンターポールで最低高をより低くすることができ、脚を一本可変させることにより一脚としても使うことができます。
この機能差をどう見るかによって、両者の価格のどちらがお得なのか考えが変わってくるかもしれません。
約2,400円の差ですが、個人的にはコスパの高さからTK101を押したいと思います。この価格でこの機能&パイプ径25mmは安すぎる!
「K&F Concept KF-TM2534」と「TYCKA TK103」の比較
上記モデルの1グレード上のモデルを比較してみます。
KF-TM2534 | TK103 | |
材質 | アルミニウム - マグネシウム合金 | 高密度アルミニウム合金 |
重量 | 1,695g(雲台含む) | 1,800g(雲台含む) |
段数 | 4段 | 4段 |
パイプ径 | 25mm | 28mm |
全高 | 1,620mm | 1,670mm |
最低高 | 425mm(付属チューブの交換で更に低くできる) | 575mm(付属チューブの交換で更に低くできる) |
収納時のサイズ | 475mm | 470mm |
積載質量 | 10kg | 12kg |
雲台タイプ | 自由雲台(アルカスイス互換) | 自由雲台(アルカスイス互換) |
ロックタイプ | ナットロック | ツイストロック |
その他 | 中軸を反転可&一脚可変式 | 中軸を反転可&一脚可変式 |
価格 | 約13,300円 | 約11,000円 |
この2モデルは機能的にはほぼ変わりありません。大きな違いはパイプ径と最低高に関して。
実際に両者を比べてみないとハッキリとしたことはわかりませんが、どうもK&F Conceptは最低高が低いのが特徴なようです。これは強みですよね。
それに対してTYCKAは同価格帯の他メーカーよりパイプ径が一段階太く設定されています。安定性を求める三脚では重要な項目なので見逃せないポイントです。積載できる重量も変わってきますからね。
個人的にはやはりTK103押しです。パイプ径が太いのは正義だからです。
ちなみに僕はTK103を購入しました。レビューも書いているのでよかったら参考にして下さい。
まとめ
今回は「TYCKA」と「K&F Concept」の1万円前後で比較的安価な三脚を比較してみました。
知名度では「K&F Concept」ですが、「TYCKA」はより安い価格でワンランク上の性能を持っています。これは知名度が低いため安価で製品を販売しシェアを拡大するのが目的だと思われます。将来的には値上がりするかもしれません。
いや~中国メーカー熱いですねw
今はまだ品質管理の面で日本やその他海外の大手メーカーには追いついていませんが、いずれ追いつく日がくるのかも・・・