スノーボード

スノーボード歴20年以上の僕が、上達に必要な3大要素を伝授したいと思う

どうも。スノーボード歴は21年のmagです。

平昌オリンピックでスノーボードが注目されて嬉しい今日ですが、代表選手の滑りに触発されて「もっと上手くなりたい!」って思っていませんか?

 

僕はスキー場で働いたりスノーボードショップにスポンサーになってもらって、ショップライダーをやった経験があります。

その経験をオリンピック熱がある今のうちに、スノーボードが上手くなりたい人に向けて書き出したいと思います。

目次

初心者~初級者レベル

初めてスノーボードをする際はスクールに入るのが上達の近道です。

スクールのスタッフは教えるプロですので、わかりやすく滑り方を指導してくれます。

スクールに入るのがなんとなく嫌な人は、普通に滑れる友達や知り合いに教えてもらうのがいいです。友達だったら遠慮もいらないので気楽ですよね。

かく言う僕の場合、最初は家族とスキー場に行った時に1人で練習しました。もちろん教えてくれる人がいないので(家族はスキー)全く滑ることが出来ず、スノーボードを始めたことを軽く後悔することにw

自分の道具を買ってやる気アップ!

ボード用具をレンタルするのもいいですが、やはり自分の道具を揃えるとやる気はでます。

いきなり全て揃えるのはお金がかかりすぎるので、最初は体に身につけるものを揃えるのがオススメです。

グローブ

手が冷たいと意外とやる気が削がれます。それにレンタルのグローブってあまり気が乗りませんよね。

ちょっと高いですが、GORE-TEXを使用したモデルなら濡れる心配がないのでオススメです。

逆にGORE-TEXを使用していないものなら費用を抑えることが出来ます。

ここ数年のトレンドはミトンタイプのグローブ。上手い人は殆どミトンです。

ゴーグル

天気が良くても悪くても必要になるのがゴーグル。防寒にもなります。

安いものだとすぐに曇って使い物にならなくなるので、ケチらない方が懸命です。

メーカーによってフィット感が違うので余裕があるなら実際に試着しましょう。大抵の人にフィットするのはオークリーです。僕もオークリー一筋だったりします。

オークリーを選ぶ際には必ず「ASIA FIT」を選びましょう。ASIA FITでない場合、鼻とゴーグルの間に隙間が出来て曇りの原因になってしまいます。

プロテクター

通称ケツパッド。安いものだと約1,400円で手に入ります。

スノーボードは転ぶ回数が多いのであったほうが安全です。プロでもプロテクターを着けているので恥じる必要はありません。

座る時間が長い初心者には防寒効果もあります。お尻が濡れにくくなるのは魅力的。

余裕があったら買いたいもの

上記3点を揃えると約20,000~30,000円になります。スノーボードにハマりそうならさらに道具を揃えちゃいましょう。

ウェア

最初は安いもので大丈夫。1万円前半からあるので財布にも優しいです。

最近は安くてもお洒落なものが多くていい時代になったなー。

寒くても中に着込めば問題ありません。ケツパッドを装備していればお尻も濡れにくいからね!

フードウォーマー

これがあるとないでは大違い!かなり暖かいです。

平昌オリンピックでも岩渕麗楽選手が着用していましたよね。ゲレンデでも人気のアイテムです。寒さを和らげたいなら買って損なし。

中級者以上

ターンをして頂上から麓まで降りてこれるようになると、手軽に遊べるグラトリ(グラウンドトリック)や地形を使ったジャンプをしたり滑りにバリエーションが出てきます。

さらに向上心のある人はパークでキッカーやレールに興味が出ているかもしれません。

グラトリを上手くなるにしても、パークが上手くなるにしても中級者以上の上達方法は上級者になっても同じです。

レベルの近いやる気のある友人と滑る

スノーボードで1番大切なことは楽しむこと。

楽しんで滑ることによって上達のスピードも上がります。

お互いにプッシュしあえる友人と滑るのは、最も上達に必要な要素。特に、キッカーやレールなどの危険度の高いアイテムで新たな技に挑戦する際、気持ちをアゲてくれる友人や仲間はとても貴重です。

ただ、あまりにもレベルが離れていると遠い存在に感じてしまいモチベーションが上がらないので、上手くなりたいなら出来るだけレベルの近い友人や仲間と滑りましょう。

とにかくイメトレをする

僕の経験上、イメトレの効果は絶大です。

現在はYoutubeで簡単にプロの映像を見ることができます。プロでは上手すぎて参考にならない場合も、一般の人が丁寧に教えてくれるHowTo動画も充実していますよね。

動画を見るのも大事ですが、それだけでなく実際に体を動かしてみてのイメトレがオススメ。

ジャンプならキッカーに入る際のエッジコントロールから、飛び出す瞬間の動作や空中の目線。

ジブならちょっとした段差をレールやボックスに見立てて、しっかりオーリーをして乗るイメトレや乗った後の姿勢のキープ。

グラトリでも体の使い方や板の反発を意識したイメトレが出来ます。

スノーボードに乗っていなくてもイメージするだけで1年中トレーニングすることが出来ます。実際にシーズンインした時に驚くほどの効果が出ることは間違い無しです。

フリーランを疎かにしない

スノーボードが上達してきてパークに入るようになると、フリーランを疎かにしがちです。

逆にパークに入りたいけど入れないという人もフリーランは重視しましょう。

よくフリーランをただ滑るだけと誤解している方が多いのですが、フリーランとは地形を使ったジャンプ(180°や360°などのスピンを含む)やグラトリなどを含む総合的な滑走です。

このフリーランを繰り返すことで、滑走力が上がり様々な状況に対応できるようになります。

 

フリーランはかなり奥が深く、トッププロと呼ばれる人たちはとんでもないスピードで荒れた斜面を滑り、ちょっとしたきっかけ(段差など)に恐ろしいほどのスピードで突っ込み、ジャンプします。

パーク映像を目にすることが多いですが、フリーランもヤバいんです。

 

上手くなりたいならフリーラン!間違いないです。

まとめ

僕が上達した秘訣はいかがでしたか?

3つの要素で1番難しいのは、「レベルの近いやる気のある友人」を見つけることだと思います。運良く見つかったとしても突然、友人のやる気がなくなったりするパターンも・・・

イメトレやフリーランは一人でも十分できる練習法なので、是非試して下さい。

ちなみにライダー(スポンサーが付く)レベルになるには、1年を通して滑り、尚且つ人の3倍練習する気持ちが必要になります。

「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」
僕の好きな言葉です。(詳しくはハイキュー!!を)