あなたは自分で撮った動画に満足していますか?
プロが撮ったような滑らかな映像を撮ってみたくありませんか?
動画を撮る際、手振れをしないように気を付けますよね。でも、実際に動画を見るとブレブレ・・・。最悪な場合、動画で酔ってしまうことも。
そこで今回は、GoProなどのアクションカムやスマホで撮る動画のブレを軽減してくれるスタビライザーを比較してみたいと思います。
目次
スタビライザーとは
通常、アクションカムやスマホで動画を撮る際には直接手で持って撮影しますよね?しかし、それだとどうしても手振れが気になってしまいます。カメラの性能が向上している現在でも手振れを抑えることは難しいです。激しく動きながら撮影することは不可能に近いです。
そこでスタビライザーを使用すると、手振れを大きく抑えることができ、滑らかな動画を撮ることが可能になります。プロの映像では必ずと言っていいほど使われています。
スタビライザーありと手で撮影したものの比較動画
上の動画は「GoPro Hero4」をスタビライザーありとスタビライザーなしで撮影しています。左側がスタビライザーなし、右側がスタビライザーありとなっています。
左側は一回見たらもう二度と見たくなりませんが、右側はプロ並みのクオリティとなっています。
スタビライザーの効果がどれほどあるか一目瞭然ですね。
スタビライザーの価格差の秘密
これはいい!とスタビライザーを検索してみると製品によって値段の差が結構ありますよね。
どんな製品にも言えることですが、基本的に高価なものほど性能がいいです。
主な価格差の原因は「ジンバル」と呼ばれるバランスを取る際に重要なパーツの精度や数にあります。このジンバルの完成度がスタビライザーの完成度に直結しています。
ジンバルの役割
3軸ジンバルでは、パン(水平・左右)、ティルト(垂直・上下)、ロール(回転)の全方位のブレを抑えることができます。
これが2軸になると、ティルト(垂直・上下)、ロール(回転)。
1軸ジンバルでは、ティルト(垂直・上下)のみとなります。
最近は2軸のものがあまりなく、1軸と3軸が主流になってきています。
さらに高性能なモデルにはジンバルを電子制御することで精度を向上させています。
おすすめスタビライザー
Hague「MMC-GO」
まずは圧倒的に安く手に入る、ジンバルが1つのモデル。
安価で購入のハードルは低いですが、調整はシビア。GoProなどの軽いカメラでは重りをつけるなどの工夫が必要です。
しかしテクニック次第ではこんな動画を撮ることも可能です。
安価なスタビライザーが使い物になるかならないかは、使用者のテクニック次第と言ったところでしょうか。
DJI「Osmo Mobile」
高性能ドローンで圧倒的なシェアを誇るDJIのスマホ用スタビライザーです。
ドローンで培った技術で高性能な3軸電子制御ジンバルが魅力的。世界的なメーカーなので安心感もあります。あまり知られていませんが、実は中国の企業だったりします。
このスタビライザーには「アクティブトラック」と「モーションタイムラプス」という機能が搭載されています。
アクティブトラック
被写体を自動追尾する機能です。設定すると勝手に被写体を撮影範囲に捉えてくれるので、確実に撮影することが可能です。画面を見る必要がないので、自撮りする際にも歩きながら撮影できます。
モーションタイムラプス
カメラを動かしながらタイムラプス撮影を行うものになります。通常のタイムラプスより、広い範囲を見渡すようなタイムラプス動画が撮影できます。
DJI 「Osmo Mobile 2」
上で紹介した「Osmo Mobile」が進化して登場しました。
現在は先行予約中で、2018年2月末~3月の発売が予定されています。
前モデル「Osmo Mobile」との違い
2になって様々な改良点があります。
大幅な値下げ
現在「Osmo Mobile」は24,800円で販売されていますが、「Osmo Mobile 2」は16,800と8,000円もの値下げ。
ライバルであるZHIYUN「Smooth-Q」の影響がかなり大きかったものと思われます。
縦撮影への対応
スマートフォンで縦撮影の需要が高まった為、縦撮影に対応しました。
三脚が使用可能
後述するZHIYUN「Smooth-Q」やFEIYU TECH 「SPG」のように、本体下部に三脚を取り付けることが出来るように三脚穴が用意されています。
バッテリー持続時間が大幅にアップ
前モデル「Osmo Mobile」は4.5時間の連続使用が可能でしたが、「Osmo Mobile 2」では3倍以上の15時間もの連続使用が可能になっています。
一回の撮影でバッテリー切れの心配がなくなりました。
材質の変更
「Osmo Mobile」では金属製で高級感がありましたが、「Osmo Mobile 2」ではZHIYUN「Smooth-Q」のようなプラスチックのような素材に変更されました。本体価格を抑えるためには仕方なかったのかも。
FEIYU TECH 「SPG」
様々なアクションカムに対応したスタビライザーを販売している「FEIYU TECH」のスタビライザー。
特徴的なのがスマホとアクションカム(GoPro系)の両方に対応している点です。これ1台で追加投資なしに両方で使えるのは嬉しいですよね。
そして、スマホは縦でも横でも撮影可能となっています。もちろんアクティブトラック機能ありです。
FEIYU TECH 「SPG G5」
世界初の生活防水機能を搭載したスタビライザーです。
GoProなどのアクションカメラ専用ですが、雨でも雪でも使えるのでアクションカメラを使って撮影する方には特にオススメ!
セルフィーシャッターボタンという独自のシステムを搭載。ボタン一つで自動的に自撮りに最適な位置に回り、簡単に自撮りが出来てしまいます。セルフィー派にもオススメのスタビライザーです。
関連:防水!FEIYU TECH G5はスポーツに最適なスタビライザー |
ZHIYUN「Smooth-Q」
高価な3軸ジンバルですが、こちらのスタビライザーは圧倒的にコスパが高いです。
1万円台ながら3軸ジンバル(電子制御)を搭載しています。
3万円代の「DJI Osmo」と比べても、そのコストパフォーマンスの高さは圧倒的。
専用アプリで被写体の自動追尾ができるので、肝心な場面が撮れていないという心配もありません。アクティブトラック機能ですね。スキーやスノーボードの撮影にも便利です。
まとめ
撮影動画を簡単かつ確実にアップグレード出来る便利なスタビライザー。今回はスマホとアクションカムに対応したものを紹介しました。
歩きながらの撮影や揺れの大きい乗り物で大きな効果が期待できます。本体もそれ程大きくないので、旅行先の撮影に大活躍間違い無し!アクティブトラックで自撮りにも便利です。
手で撮った動画では実現出来ない、スタビライザーでぬるぬるスムーズな動画体験をお試しあれ!本当に感動しますよ!